会社を簡単には変えられないと皆、思いこんでいる。

それは、今を正しいと思い込んでいるから。

今は、決して正しくはない。

 

会社は人の集合体。

目的と高いモチベーションを得れば3千の兵士で万の軍

に打ち勝つことができる事は歴史が証明している。

 

つまり、強い会社に必要な物は

1.目的:夢とも将来性とも言う

2.モチベーション:やる気

3.研究:悪い所を良くする

 

ただし、1と2は経営者層の問題であり一般はわかっていても

口出しは出来ない。

 

逆に、実作業をしない経営層にとって3は自ら着手は難しい。

そこで、一般労働者が出来る会社を良くする手法がムダ取り。

その為に、研究・教育がキーとなる。

 

本来、会社を良くすることは簡単です。不良とムダを減らせばいい。

しかし、それを「理想」と否定し変えられない上司・経営層が存在する。

今を正しいと思い込んだら未来への可能性は閉ざされる。

 

簡単な事、未来を閉ざされれば夢はない。

そして、成長しない会社へとなっていく。

 

進化し未来に進む会社は皆「真理」に向かっている。

真理とは、論理の行き着くところ。

日本では、他と同じように真似て飛び出ないように教育を受けて育つ。

それが、大きな間違いのもとである。

競争社会において他と同じでは生き残れない。

他より優れた者が生き残る。

その真理を理解した者は皆、未来へ向かっている。

 

例えば一つの真理を紹介する。

 

私の事務机の上には何もなく社長に褒められた。

皆、机は仕事をするために与えられたものと思っている。

それは、違う、いい仕事をするためにあたえられたもの。

いい仕事をするためには机の上をフルに活用する必要がある。

その為には、机の中を機能的なシステム尚且つ

必要最低限にしキャパがある状態にすればいい。

何度も取りに行くクリアケースやシュレッダー待ち専用の引き出し

電話帳しか入ってない引き出し

保留書類の引き出し

何処にいても仕事が出来るように

机の中をスカスカにし、必要なものは手に持っておく。

シンプルに考えろ。すれば、全てが変えられる。

 

真理の欠片

「進化には獣と人のレベルの2種類がある。

また、全ての事象に段階が存在する。」

 

今まで、あたり前とされていた命令スタイルはナンセンス。

信頼し、任せ褒める(評価する)に重点を置き、

「現場による、現場の為の現場」

いわゆる現場の自主性を経営者層が尊重すべきである。

社員は命令されて、怒られて、やる気など出るはずはない。

逆の立場で考えろ。

それが出来れば自発的な社員をつくれる。

製品をつくるは、社長ではなく末端の社員という事。

指示して動かすのではなく、自ら考え活動させる。

歴史がそれを証明している。

優れた戦国武将は何をしたか?民を思い先頭に立っていた。

 

「真理」を理解し「心理」を使え。

 

人が動くためには動機(理由付け)が重要。

簡単に会社を変えるなら、TOPのやる気を真似させる事。

その為には、TOPが現場に足を運び研究をする。

「品質」「納期」「コスト」どれからでもいい。

多くの人は、やる前から無駄と言う。

やってみてから無駄と言え。

ここに載せている内容は検証済みの事例である。

 

具体例:最初は絶対に、一人で研究をする事。

協力者が進んで参加するのをを待つこと。

やることは子供の夏休みの自由研究レベルでいい。

 

観察・ヒアリング・考えられること・実験・それらを記録。

人・物・設備・無駄・・・いろいろ自然と見えてくる。

そして、未来へ進む者へ続く者は必ず現れる。

 

それが、人の心理であり、その者は自発的な人種である。

その者に責を与え任せ、自分は次の研究に進むことが重要。

良い結果が出たら共にほめる事・喜ぶ事。

この輪を広げるためには、真剣度が比例する。

 

良い物をつくりたい。

納期という約束を必ず守りたい。

同じ請求単価の製作で時間がかかっていたら馬鹿らしい。

だから無駄を無くして、早く帰ろうよ。

 

この気持ちが上から末端まで伝わり、自ら参加する

社員が増えていけば「真理」に向かう会社となる。

その先にある、成長の効率を上げるキーが教育である。

 

教育を良く理解する為に下記の順で見て下さい。

               1.教育という言葉を理解していますか?
               2.勉強はどうして必要か?
               3.1000年続く会社を考えよう
               4.人を育てる仕組み
               5.次世代QC活用術

 

 

 

教育という言葉を理解していますか?

 

会社の能力は、各個人の総和。

人を育てる効率が会社の未来を決めている。

「教育を理解すれば3年かかる教育を3か月で出来るようなる」

 

世間一般の企業では、教育の重要性を感じながら「人が育たない」と口にする。

それは、なぜかと追及すると教育という言葉を理解していない事にたどり着く。

教育とは、言葉の通りに「教える」「育てる」のセットである。

1.教えるとは→教える側の知識や経験を一方的に話す事では

ない。側が理解するレベルに合わせ知識では

                 く考え方を理解させる行為。

                 悪い例→1+1=2になると覚えなさいと口頭で話す。

                 いい例→自分の好きなミカンが1個、も1個増えると

                     2個になってうれしい。それが足す事(増える)と

                     理解するまで教育資料を使い説明すること。

2.育てるとは→人が育つ環境、仕組みにより教わった事を理解

進化させ次世代へ伝える事が出来るレベルを意味する。

 

          製造現場の教育だけでなく、教育と言う言葉の真意は教えてもらい次の世代へ

          進化した内容を受け渡すことを目的としている。

          だから、教えっぱなしで理解してもらえない行為は教育とは呼べない。

          しかし、どの会社も丁寧に教える時間も余裕もないと言って教えっぱなし。

          それは、「教育の放棄」であり、人がいる限り必要なことを認識して下さい。

 

教育のポイント 

1.教育は事前準備で決まる。概要・フロー・手順書・用語集等

※忙しい、あいつは使えないと口にする人はこれが出来ない。

2.教える目的を理解する。誤→教える側の知っている事を話し
理解するしないはその人次第
正→利益に貢献できるレベルに短い
時間で育て自分も楽になる